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新藤恵美の「美しきチャレンジャー」主題歌 (歌)takimari (演奏)桃印音符隊

中国版放送名:紅粉健兒

ハードディスクの中を全検索したら、2006年11月に、「MySOUND〜ユーザースペース」で、この曲をVOCALOIDに唄わせて公開した時に書いた紹介文が出てきました。
『1970年代のボウリングブームの熱狂ぶりは、あの時代を経験したものでなければ想像すら出来ないと思う。後のテニスブームなど及びもつかないもので、まさに老いも若きもが連日のようにボウリング場に通いつめ、夕方5時〜6時台は、テレビ各局が横並びでボウリング番組を中継するほどの過熱ぶりであった。
そのブームがピークを迎えた1971年、全国のボウリング場に、一枚の大きなポスターが貼られた。TBS系「美しきチャレンジャー」の番宣ポスターである。その前年、竹脇無我主演の「姿三四郎」で、村井早乙女と南小路高子という対照的な二役を演じ、華やかすぎるほどの美貌で脚光を浴びた若き日の新藤恵美が、爆発的ブームのボウリングドラマで主演すると言うのだから、その期待たるや胸がはちきれんばかりであった。
だが、いざ放送されてみると、見事に期待は裏切られた。高峰コーチ(森次浩司)に対する思慕からスタートしたドラマなのに、その恋がきちんと描かれる事はなかったし、七瀬茜(進千賀子)とのライバル関係も、結局、厚い友情を結ぶには至らず、唯一、語り草になっている「魔球」にしても、投球したのはほんの数回で、小鹿みどり(新藤)はすぐに腱鞘炎になってしまい、左投げに転向してからは、一度も「魔球」を投げていないのだから、これほどまでに欲求不満の溜まるスポ根ドラマも珍しかった。
さて、肝心な曲についてであるが、70年代のスポ根ドラマ・TV漫画の主題歌は、後世に残るような名曲が多いが、最も華麗で美しいメロディーは、もしかしたら、この「美しきチャレンジャー」なのではないだろうかと、ボク自身は勝手に思っている。筒美京平と岩谷時子というヒットメーカーが手がけただけに、レーンを走るボールの流麗感や、ヒロインの華やかさを見事なまでに表現している素晴らしい歌だと思う。
残念な事に、歌の世界があまりにもボウリングに寄り添ってしまったために、ボウリングの衰退とともに埋もれてしまった感があるが、是非、再評価して欲しい曲のひとつである。』
美しきチャレンジャー - MyVideo
…と、まあ、気恥ずかしいほど気負った文章ですが、いまから六年前は、ネット上のどこかを探せば、簡単にオリジナルの音源が聴けてしまう、という時代ではなかったので、この曲は、本当に人々の間から忘れ去られ、埋もれてしまっていたのです。そのような曲を、結成したばかりの桃印音符隊と一緒に手がけ、狭いサークルとは言え、「MySOUND」という公共の場で光を当てる事が出来るのですから、気持ちの上での高揚感は、ピークに達していた時期でした。(桃印音符隊の演奏製作としては、「東京娘」に次ぐ、二作目にあたります)
で…、今回、あらためて、takimariさんに唄っていただいたわけですが、それについては、MUSICTRACKの曲紹介にほとんど書いてしまっているので、こちら、
http://musictrack.jp/musics/40935
をご参照ください。
テーマ : 懐かしのドラマ主題歌 : DTMカバー
ジャンル : 音楽
豊島たづみの「とまどいトワイライト」〜たとえば、愛・主題歌 (歌)あびーろーど (演奏)桃印音符隊

最近の若い人は、なんでもかんでも「神」だと思っているみたいですが、ボクがものすごく若い頃は、倉本聰を「神だと思って」いました。その名前を意識したのは、NHKの「赤ひげ」あたりからで、その後、「勝海舟」「6羽のかもめ」「前略おふくろ様」等の名作ドラマですっかり心酔してまったのですが、この「とまどいトワイライト」は、そんな倉本聰の『木曜座・たとえば、愛』というドラマの主題歌でした。
[オリジナルデータ]
「とまどいトワイライト」 (歌・豊島たづみ)
作詞・阿木燿子 作曲・宇崎竜童
TBS系「たとえば、愛」(1979年)」主題歌
出演:大原麗子 原田芳雄 津川雅彦 三田村邦彦 他
確か、北海道・富良野を拠点にする事を決めた倉本聰が、久々に取り組む東京を舞台にした連続ドラマでしたが、多分、ボクは、そのとき、ほんのちょっと大人になってしまったのか、倉本聰が描き出す東京のラジオ局の描写に"内幕的"な現実味が乏しくて、どこか地方からの遠距離目線で作られているのがイヤになって途中で見るのをやめてしまった記憶があります。実際に深夜放送ファンだったボクとしては、「深夜放送=青少年の孤独」みたいな、あまりにも使い古されたステレオタイプのドラマ展開が鼻についてしょうがなかったのですね。
と、そんな事を書き出すとキリがないので主題歌の話に絞りますが、宇崎竜童と阿木燿子の「とまどいトワイライト」は、喧噪の中の孤独や、空虚さ、そして、人恋しさのようなものが交差する、隠れた名曲だと、いまも思っています。
マイナーコードの旋律が苦手な"まるぱ隊長"なので、今回は、選曲の候補にもあげず、自分のブログの推薦曲として、こっそりとオリジナルにリンクを貼っていたのですが、どういうわけか、隊長がそれを見つけだし、いきなり、「この曲を作りたい!」と言い出したとかで、ボクにとっては、ちょっと意表を突かれたスタートでした。
歌い手さんの人選で悩んでいた紅音さんに、ボクは、「この歌は、"歌いあげる"ような曲ではなく、エッセイのような味わいをもった歌詞なのだから、語り聴かせるのが得意な"あびーろーど"さんで作って欲しい」との要望を出しました。ボクのやった事と言えば、ただ、それだけの事です。
本年1月初旬の企画決定から、本日の公開まで約4カ月間がかかってしまいましたが、その間に起きた出来事は、皆さん周知の事ですので、いまさら、ここに書く必要はないと思います。
さりげなく、あくまでも、"それ以前"と同じように、さりげなく公開したい…と思っていましたので、あびーろーどさんや桃印音符隊のおかげで、その望みが実現した事に、心から感謝しております。どうもありがとうございました。
[参考資料]
こちら、宇崎竜童版の「とまどいトワイライト」ですが…ぜんぜん、違う歌みたいですね。
正直に書いちゃうと、ぜんぜん良くありませんね(爆笑)。
ところで、余談になりますが、ドラマ「たとえば、愛」には、「寝た子を起こす子守唄」という挿入歌があって、元祖・豊島たづみさんをはじめ、加藤登紀子さんやら、小川範子さんやら、作曲者の宇崎竜童さんなど、いろんな人がカバーしていて、歌としては、こちらの方がメジャーになっていますね。
それぞれの歌い手さんによって、それぞれ魅力はあるのですが、ボクが一番好きなのは、日活ロマンポルノ女優の寺島まゆみさんが歌ったバージョンで、二番から三番に向かってスケールが拡がっていくロックアレンジと、劇性の高い堂々とした歌いっぷりは、実に見事なものでした。どうぞ、お暇な時に、お聴きください。
寝た子を起こす子守唄 - MyVideo
テーマ : 懐かしのドラマ主題歌 : DTMカバー
ジャンル : 音楽
ペドロ&カプリシャスの「陽かげりの街」〜はぐれ刑事・主題歌 (歌)takimari (演奏)桃印音符隊


時には、「うわっ、失敗した!」と思う事があります。
takimariさんとのメッセージのやりとりの中から、斉藤由貴や小泉今日子といったアイドル曲のカバー作品が立て続けに生まれ、公開されていた時期でした。気分的に、たまにはまったく別の方向の歌をtakimariさんで聴きたい…と思い、陰陽座の『組曲「黒塚」〜安達ヶ原』なんてどうだろう…とか、とんでもない事ばかり考えておりました。takimariさんも、「黒猫さんって、とっても歌がお上手なかたですよね」と、満更キライではないようでしたが、エンディングの鬼婆のセリフは、どう考えてもtakimariさんには似合わないので、「よしっ、『バジリスク〜甲賀忍法帖』で行くか!」と紅音さんに相談したところ、まるぱ隊長がまったく興味を示さないので、あえなくボツ…。その時、ふと、takimariさんと知り合ったきっかけは、彼女が、「いつかは、ペドロ&カプリシャスの『陽かげりの街』を歌いたい」というメッセージがきっかけだった事を思いだし、「う〜む、takimariさんには似合いそうもない歌だけど、この際だから、やってみるか…」という事で、桃印音符隊の演奏制作がはじまったのです。
takimariさんも「いざ歌ってみると難しすぎます!」と、悪戦苦闘したそうですが、完成した作品を聴いてみてびっくり!
声質がまったく違う高橋真梨子のビブラートや、微妙なしゃくりあげを取り入れながら、オリジナルとは、ぜんぜん違うtakimariさんらしい「陽かげりの街」としてリメイクされているんですね。
「うわ〜、失敗した、こんなんなら、もっと早くに、この歌を唄っていただくべきだった!」とtakimariさんのボーカルの底力を思い知らされた、そんな作品でした。
[オリジナルデータ]
「陽かげりの街」ペドロ&カプリシャス (Vo.高橋真梨子)
作詞・杉山政美/麻生幸太郎 作曲・ヘンリー広瀬
日本テレビ系「はぐれ刑事(1975年)」主題歌
出演:平幹二朗 沖雅也 田中邦衛 他
とにかく、大好きなドラマでしたので、資料を揃えて番組について分厚く語ろうと思ったのですが、"幻の傑作刑事ドラマ"といわれるだけあって、番宣資料、映像、画像がほとんど見当たりません。DVDのパッケージも、フィルム画面をスキャンしたものが使われているので、当時のポスター、スチールなどの資料が散逸してしまったのかもしれませんね。
テレビ版の主題歌のイントロは、劇中音楽を担当したティン・パン・アレーの衝撃音風のサスペンス曲に差し替えられていて、演奏もテレビ用にこまかくアレンジされ、レコード版と比較すると、かなりスピーディーです。それだけに、高橋真梨子のヴォーカルも、若々しくエネルギッシュで、ボクは、どちらかというとテレビ版の主題歌の作りの方が好きです。
阿久悠・都倉俊一コンビの甘い無国籍風な男と女の世界を歌ってヒットさせてきた高橋真梨子時代のペドロ&カプリシャスですが、それとはまったく違った魅力が味わえる、ドラマ同様、"幻の傑作主題歌"という感じがします。
テーマ : 懐かしのドラマ主題歌 : DTMカバー
ジャンル : 音楽
シバの女王〜パックインミュージック・金曜日・エンディングバージョン(演奏)DIGITAL CYBER TRACK


レイモン・ルフェーブル・グランド・オーケストラ版の『シバの女王』です。
まだ「桃印音符隊」も誕生していないし、誕生するとも思ってもいなかった2004年の事でした。
ボクと紅音さんは、この「シバの女王」の音源の完全コピーを作るために、ほとんど毎日、オリジナルと、このMIDIファイルを聴き込み、「あ〜でもない、こ〜でもない」と、真夜中にメールや電話での打ち合わせをしておりました。まだ、音符隊の主である「まるぱ隊長」が出馬する以前の事でした。
当時、MIDIの制作に当たったのは、ネット上で知り合った「DIGITAL CYBER TRACK」というグループの岩館道彰くんと荒井貴博くんという青年で、彼らは、とにかく若かったので、「シバの女王」なんて聞いた事もなければ、まるっきり思い入れもないのですが、ほんとうに、びっくりするような完コピーを作ってくれたのです。
ところが、こと音楽に関しては、こだわりの人である紅音さんは…(だからこそ、彼女を制作総指揮にしたのですが_笑)、ボクが、「まあ、こんなんでいいんじゃないの?」とナアナアで済ませようとするのを許さず、「いいえ、冒頭のベースのボンッという音は、もっとインパクトが必要です。それに、1分46秒のバックのギターが一音ハズれています!」と、鬼のようにダメ出しを繰り返すので、約3カ月間は、この「シバの女王」にかかりっきりになってしまったのです。
こんなことだけを書くと紅音さんが怒るので、実際には、ボクも、相当こだわってまして、「2分44秒のストリングスのタララララ…」は、音が貧弱なので弦楽器を弓で弾いている感じに修正してくれ、とか、「メインギターの弦は、もっと細い印象なんじゃないか」とか、言いたい放題な事をガンガン指摘していたので、この一連の作品を作り終えた後、「DIGITAL CYBER TRACK」とは、ほとんどフェイドアウトのような形で、疎遠になってしまったのでした。
そんなわけで、この作品を公開するのは、ちょっと迷ったのですが、思うところあって、やっぱり公開しておくべきだろうなあ…と思い、本日、こうして、アップいたしました。
「DIGITAL CYBER TRACK」の諸君、そのせつは、ほんとうにどうもありがとう。どこかで、噂を聞いたら、また、ご連絡をください。ボクは、この「シバの女王」は、いまもなお、驚異的な出来ばえと高く評価しております。

テーマ : '70年から'80年の洋楽
ジャンル : 音楽
Sheena Easton「007 FOR YOUR EYES ONLY〜 シーナ・イーストン「007 ユア・アイズ・オンリー」(歌)takimari


これは、絶対にtakimariさんに似合う曲だ、と、山口いずみの『雑居時代・主題歌/そよ風のように』を選曲した直後、takimariさんご本人も、聴いてくださる人々も、あまりの意外さにびっくりするような選曲ってないものかなあ…と考えていました。ちょうどそんな頃に、『ベスト・オブ・ボンド 007』というCDを購入しまして、「うわ〜、シーナ・イーストンだ、懐かしいなあ」と、思い出に耽っている時に、(これって、takimariさんが唄ったら、シーナ・イーストンとはぜんぜん違う、新しい"ユア・アイズ・オンリー"になるかもしれないなあ…)と思いたちまして、紅音さんに、「あの英語を聴き込んで、意味なんてどうでもいいから、ネイティブのカタカナにしてくれないか?」と頼んだのです。
takimariさんもびっくりなさったでしょうが、出来上がった作品は、いかにもtakimariさんらしいキュートさに溢れていて、ボクとしては、彼女の歌で、一、二を争うほど好きな曲となりました。
というのも、シーナ・イーストンって、歌唱力は抜群だし、007シリーズではじめてタイトルバックに出演しただけあってルックスもいいんですけど、ちょっとコワイ感じがするんですね。ヒロインのキャロル・ブーケも、復讐に燃える女のキリッとした美しさは感じましたけど、ボンドガール的なキュートさまでは演じられなかったので、takimariさんが、その部分を歌で埋めてくれたように感じるわけです。
ちなみに、まるぱ隊長は、このメロディーがあまり好みではないらしく、『黄金銃を持つ男』か『死ぬのは奴らだ』なら作ってもいいけど…と、二の足を踏んでいましたので、今回はお休みして、YAMAHAデータショップのMIDIを使いました。このカラオケを聴いたtakimariさんは、「あのう…オリジナルの演奏は使えないんですけど〜」と、ホンモノのサウンドトラックと間違えたらしく、「ご安心ください、YAMAHAのMIDIをMU2000で出力したものですよ」と説明したりしました。
実は、このオケは、主体はMU2000の出力ですが、要所・要所でPLG150-PFというピアノ専用音源と、PLG150-VLという物理モデル音源が大活躍しています。
本日、久々に聴いてみて、YAMAHAデータショップのMIDIも捨てたもんじゃないなあ…とあらためて思ったりしています。
[参考資料]
テーマ : '70年から'80年の洋楽
ジャンル : 音楽
























